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新型コロナウィルス感染 救急車は呼んで良いの?

前回の投稿後も2を投稿しいてこの話題も終了と思ってたのですが、あまり熱は下がらずに漢方を飲んで療養をつづけてました。
発症から10日くらいになると、熱だけでなくパルスオキシメーターの値も90を切ることが増え芳しくありませんでした。
現在、無事に入院する事が出来たのですが、その原因となった救急車の呼び出しについて情報を共有しようと思います。
個人的には、反省も多いことなので、話の中でリスクを負った方、読んでお気を悪くされた方にはお詫びします。

救急車呼び出し

 療養生活1週間

発症してから8日過ぎて高熱は出ないものの体温が37度を切らない状態が続いてました。
保健所としては、熱が下がれば、療養生活終了に向けて話をしたかったようですが、
熱が下がらないため、期間の延長の話をしていました。
PCR検査をしてくれた医者も、体温の流れからすると重篤化しない方向だとおっしゃってくれたので、少し安心して安静に過ごすこととしました。
ところが、翌日以降も体温は下がりきらず、いよいよ、パルスオキシメーターの値が怪しくなってきました。
それまでは、深呼吸をすれば95くらいまで値が回復してたのが、普通にして80台、深呼吸して90~93程度にまでしか数値が回復しなくなってました。

www.nhk.or.jp

上の記事と大体対応や状況は一致してます。


記事の中で、忽那医師は救急車を呼んだ方が良いとおっしゃってますが、保健所は、救急車の呼び出しにはあまり積極的ではなく、先に救急相談センター(#7119)に連絡を入れるよう伝えてきました。
その理由は後でわかることになります。

外で倒れた

もしかしたら入院も有ると思い、郵送物を投函しに、人のいない時間帯を狙って外出しました。
PCR検査に行く際に医師から言われた装備と行動は気を付けました。
近くの郵便局でポスト投函と同時に酸欠で倒れました。すぐ意識は戻ったので療養場所へ帰ろうとしたところ郵便局の職員が救急車を呼んだので待機するよう伝えてくれました。
そう、結局救急車は、善意の三者が呼んでくれました。
人とと会わず装備をきちんとすれば大丈夫と勝手な判断をして、外出したことは猛省に値します。結局、酸欠で倒れたのも重装備で息苦しくなってたためでした。職員をリスクに晒したのも大変申し訳ないことです
一方で、この救急車を呼んでくださったことが、私の明暗を分けます。

救急の指示と対応

救急の方からの電話応対で、自分が陽性者であることをつたえると、人に接触しない屋外で待機するように指示されました
また、職員とも話し、到着次第現場の消毒をしてくださったそうです。
救急車は5分ほどで到着し、救急車内部の消毒もしてから中へ通されました。
中に通されたらすぐに、体温、呼吸数、血圧、血中酸素などのバイタルを測りました。
そして、血中酸素の値が83で絶句、すぐに酸素吸入を開始してくれました
それでも数値が20分ほど90台に上がらず吸入器の酸素を100%にして吸入を続けてました。

その後、病院で知りましたが、新型コロナに場合、仰向けで吸うよりうつ伏せで吸った方が効果が高いそうです。現在の入院生活でも極力うつぶせ、無理なら横に寝て息を吸うよう指示されてるので、療養中の方は参考にしてください。

体だけではない救急隊員のハードワーク

私や消毒対応が一段落したら、病院探しの連絡を開始しました。
やみくもに電話をするのではなく、病床の空きや現場からの距離、様々な条件を元に電話を掛ける順番を決め、淡々と電話をかけ始めました、さらに、電話の結果、受け入れ非の理由と話した時間をリストにまとめます、
合間を見て、保健所とも連絡をとり保健所がネゴしている病院が被らないよう確認を取りつつ、ネゴしている先がどうなったかのフォロー確認もしてました。
感情的にならず、失礼のないように礼儀正しく電話をかけ続ける姿は、オフィスのそれと全く遜色なくしかも4時間ぶっ通しで電話し続けてました。2時間もすると管轄内の病院は終わってしまったため管轄外の区や市の病院にも電話をしてました。
4時間すると、救急車内の酸素ボンベも無くなりました。
という事で終了?と思いきや、近隣の別管轄区の救急車がやってきて私をそちらに移して別管轄の方が作業を続けます。

どこに電話したかなどの情報の引継ぎも行われており、それまでの取り組みが受け継がれていました。
どうやら、救急車は行き先が決まるまでは現場を動けないようでその状態でさらに4時間たったら、次の管轄にパスして行先を探すことを続けます。
保健所がやみくもに、救急車を呼ばず、緊急相談センターに先に連絡するのを推奨するのは、これだと救急車が滞留してしまうからだとわかりました。
結局10時間を超える戦いの末、搬送先を見つけてもらえました。

さいごに

隊員にも救急車が滞留してしまっていることに対する申し訳なさをお伝えしましたが「かなり命の危険がある状態でしたので、本部も行先を決めるよう判断してくれている」

とお教えくださいました。
追記:そもそも入院の判断は保健所が行っていました。救急車のパルスオキシメータの値を確認して入院の判断をしてくださったようです。
病院でも、命の危険については同じことをおっしゃってくれていたので、もし、あのまま療養に戻ったらと思うと背筋が寒くなります。
とはいえ、必ずしも正しい行動が出来なかったことは、今でも反省しています。何がベストだったのか?は、未だに答えがありません。
ただ、救急隊員の素晴らしい努力は感謝に耐えません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。