知恵生活の種

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コロナ感染者の自宅療養(東京の場合)1

前回の投稿で記載した通り紆余曲折を経て、発症3日めに、医療機関でのPCR検査を受けることができました。医療機関でも、陽性の判定が出ましたので、お医者様より、新型コロナウィルスの症状の進行の特徴や処方箋について詳しく説明をしていただくことが出来ました。
特に診療機関の先生はマスコミの情報の流し方があまりに実情とかけ離れていると不満があったようでしたので、その辺りの情報も共有したいと思います。

待機期間前半終了

 
発症してからの患者の傾向

新型コロナウィルスを発症して最初に強く確認されるのが、治療中の病気や過去の病気の履歴です。合併症の方に関してはすぐにでも悪化する可能性があるので、すぐにでも入院を勧められます。
一方、合併症が無い場合は、入院したからと言って悪化を防げるわけではないので、自宅療養を進めるそうです。実際、発症から1週間くらいは、多少の発熱はあっても、薬などで抑えながらやり過ごすことができるとのことでした。
発症から1週間ほどすると、8割の人は体調が戻ってきて健康になっていくそうです。2割の方が重症化する場合があるので、この時にあらためて入院に切り替えるかの判断が行われるそうです。1日3回必ず熱を測るように指示されました。
この熱の推移が悪化しそうか?それとも、治っていきそうかを確認する手段になるそうです。
マスコミが、すぐにでも入院させないのが・・・と騒ぎ立てるのは、きちんと状況を把握して言っているとは思えないと不満げでした。

処方された薬

薬は、麻黄湯と言う漢方薬とカロナール500というアセトアミノフェン系の錠剤を処方されました。

www.tsumura.co.jp

 

 一般に販売されているものは、1包1.875gとなっていますが、処方されたものは、1包2.5g含まれていました。こちらは、漢方薬であるものの、現在北里大学で臨床試験をしていると説明がありました。

digitalpr.jp

 まだ、結論は出ていないようですが、効果は期待されているようです。

漢方薬なので、食前の空腹時に飲みます。

 

カロナール500は、体温が38.5度を超えた場合に飲むように指示されました。
発症から5日目に39度に熱が達したので、飲んだところ、あっという間に熱が下がりました。あまりの効きの良さにびっくりしました。

www.rad-ar.or.jp

保健所と医療機関の分担

医師からは、何かあったら連絡をしてほしいと言われました。
また、翌日には電話をもらい体温の推移を確認してくださいました。
当初、そういった義務があるのかと思っていましたが、どうやら、それは、見てもらった病院の医師の良心的な行為だったようです。

従来は、状況を説明し、薬を処方したら、医療機関から保健所にゆだねられるようです。

保健所からは、診療を受けた翌々日に電話が来ました。
その際にも、医師の方が担当してくださいました。
ただ、保健所なら貸してくれるのでは?と期待していたパルスオキシメーターは貸し出してもらえませんでした。東京都の今の新規感染ペースでは、とても足りないようです。

また、保健所の先生からも病状や体温についていろいろと聞かれました。
そして、発症から11日後まで待機するように言われました。
合わせて、休日の連絡先、平日の連絡先、緊急の連絡先を案内されました。
保健所の先生曰く
「こういった状況なので、こちらからの連絡はこれで最後になります」
とのことでした。

感染者が著しく増加している時期なので、保健所が手が回らないのは十分承知ですが、それなら、もう少し医療機関側に対応の分担を分けても良いように思いました。
なにより、状況を確認する上でとても重要な体温について、どのくらいだと、まずいのか?等の基準を頂けなかったのも不満が残りますし、自分で待機中に判断すべきパルスオキシメーターを貸して下さらないで自宅療養と言い切るのも中々強引かな?と思いました。
さすがに、心配だったので、妹からパルスオキシメーターを借りることにしました。

前半戦終了

自宅療養に対する保健所の対応もまだまだ混乱しているようです。

前述した通り、最初に診察を受けた医師が良心的だったので、パルスオキシメーターの正しい使い方は医師に教えてもらいました、

  • リラックスした状態で計る
  • 少し深呼吸をしながら計る
  • 値が安定するまではあまり気にしない

この文章を書いている時点で、発症から7日です。
医師の話によれば、ここから治っていくか、逆に悪化していくか道が分かれていくとのことでした。
後半戦の結果がでましたら、また報告させていただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。