前回の記事で、ストレッチの先生から教えていただいた腰痛の原因について投稿したのですが、自分でできる改善ストレッチもいくつか投稿したいと思ってます。
フリーのイラスト素材を活用して説明をしようと考えていたのですが、ストレッチのポーズとなると、さすがにフリーの素材にピッタリなものが見当たりません。
そこで、絵画やマンガのデッサン用のツールを使ってみようと思い立ちました。
少し調べると、デッサン用のツールとしてアプリと人形が有ることが分かりました。
アプリは無料のものもあり、作成したポーズをコピーして利用でき手軽そうです。
人形の方は、百均商品から数万円するものまで幅広い価格帯があります。
アプリと人形、どちらが良いのか実際に使ってみて比較してみました。
デッサン用アプリ(ポーザー)
最初に、無料の製品も多く見受けられるポーザーと呼ばれるデッサン用アプリを調べてみました。
既に、アプリのレベルは非常に上がっていて、単にデッサン用だけでなく、小道具や背景を追加して、動画やマンガの一コマを作成できるようなレベルになっていました。
無料で見つけたのは以下です。
イージーポーザー
イージーポーザーは、iPhone、Android端末に対応したポージングアプリです。
様々なポーズを作ることができるだけでなく、背景を設定したり、髪や小物を追加することもできます。
無料版の場合、画面内でポーズを作れるのは一体だけで、キャラクタも限られますが、そのポテンシャルを確認するには十分な内容です。
無料版を試してみましたが、操作は、動かしたい位置をタップすると、その部分の色が変わり、曲げられる方向のリング状の矢印が表示されます。
リングに沿って指をスライドさせると、指定の部分が動きます。
また、プリセットのポーズもたくさんあるので、目指すポーズに近いプリセットポーズからアレンジすると効率は上がりそうです。
立ち姿勢からアグラの姿勢に変更しようと試してみましたが、画面を様々な角度に変更して確認しながら部位を動かさないと、思った姿勢にはなりませんでした。
使いこなせるとかなりポテンシャルが高そうです。
マジックポーザー
マジックポーザーも、iPhone、Android端末に対応したポージングアプリです。
こちらも、無料版と有料版がありますが、無料版でも複数体のモデルのポーズを作ることができます。
髪や小物の追加もできますが、イージーポーザーがアニメ的とするなら、マジックポーザーはCG的な感じです。
ポーズをとるための操作方法は、イージーポーザーと少し異なります。
イージーポーザーが部位全体を動かしすのに対して、マジックポーザーは間接部分を動かしてポーズをつくります。
関節を動かすと、他の部位も連動して動くので、操作は非常に簡単ですが、イージーポーザー同様に画面の角度を変えて動きを確認しながら間接を動かさないと、思った姿勢にはなりませんでした。
こちらも、使いこなせれば強力なツールになりそうです。
デザインドール
デザインドールは、Windows用のアプリケーションになります。
こちらも、無料版と有料版がありますが、有料版はオブジェクトファイルの書き出しや、モデル・ポーズのダウンロードが可能となります。
操作方法は、マジックポーザーに似ていて、間接を動かしてポーズをつくっていきます。
関節を動かす際に、近接する部位に回転矢印が表示されるのですが、それが加わったことで、移動の向きを調整しやすくなっています。
ほかにも、腕の筋肉の具合を変えたり、指の形状を編集することもできます。
どのアプリも使い慣れると簡単に期待のポーズを作ることができそうですが、時間をかけずに直観的にポーズを作りたいと思ったので、人形の方の検討も進めることにしました。
デッサン用人形
デッサン用の人形を検討するにあたり、既に利用している方がどういった点を気にしているのか?既に使ってる方の情報を見てみました。
#デッサン人形 比較
— Decodu (@Decodu1) July 8, 2018
まず、体育座りは #TBLeague が太腿が胸に付き圧勝。次点が #合成人間。
太腿が上らないfigmaとボディくんは、スライディングストップの決めポーズが出来ません。#イラスト基地 #イラストの森 #絵描きさんと繋がりたい #絵村人 pic.twitter.com/3PF6Gwc6t3
可動域が大きいことがポイントになってくるようです。
ストレッチのポーズの再現を目指しているので、確かに可動域は大切なポイントです。
紹介しているデッサン人形は、ちょっとお値段高めです。
一方で、似ている商品には、1000円台の商品もあるので、レビューを見てみると、可動域の狭さや、壊れやすいとの記載がありました。
あいだを取るような商品を探して、圧倒的可動域を売りにしているFULLMIT社のデッサン用フィギュアを購入することにしました。
開封すると、フィギュアと合わせて、手の交換式のアタッチがついています。
指先は動かすことができないので、手を交換して指の形を決めます。
また、地面に立てないポーズの時のために、背中で固定できる支柱も付いています。
これがあれば、あっという間に悟りを開くこともできます。
可動域が広いということで、最初にいじってみると、あれ?と思う事がありました。
思ったほど動かないのです。
引き続き操作をしてみてわかったのですが、広い可動域を実現するために、人間と異なる間接の構成になっている場所がありました。
以下に間接の動きをまとめてます。
関節の動きが分かってから、様々なポーズをとらせてみると、結構色々なポーズができることが分かりました。
ただ、腰のねじりはできるのですが、曲げはあまり大きくできないので、前屈をやらせると、体の硬い人と同じ感じになりますが、ちょっと愛嬌もあります。
一応、前述の他のフィギュアと比べるために、体育座りもやってみました。
ボディ君と同じくらいには座れていると思います。
直観的に、様々なポーズを取らせることができるので、これからの投稿で役立てていきたいと思います。
まとめ
題名が人形か?アプリか?ということでしたので、私なりにまとめると、
- ポーズづくりの簡単さ→人形
- 値段と可動域の広さ→アプリ
とまとめることができると思います。
また、iPhoneのみの対応だったのですが、
ArtPoseという、筋肉の動きが分かるポージングアプリなど、様々な用途に対応したアプリが充実してきそうです。
今回のデッサン用の人形は、また、登場させたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。