知恵生活の種

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着る毛布「mobaket」を試した

寒い季節になってきました。いつもなら、灯油ヒーターを倉庫から出してくるのですが、今年の灯油の値段は安かったころのガソリン並みです。
電気代の値上げもあるものの、電気と灯油の価格を比較して見ると、暖房も電気に変えていく方がお得なようです。
さらに、仕事の作業用のスペースは、基本的に私一人なので、一人だけ暖かくなる方法を考えた方が省エネになると考えました。
ということで、USB電源で暖めることができる暖房を探してみることにしました。

着る毛布トップ

 

着る毛布

最近、モバイルバッテリーが一般的になったこともあり、野外作業者用に夏は熱を逃がしてくれるファン付き、冬は電熱機能付きのベストが販売されています。
同じ流れで室内用の電熱機能付きで羽織れるものが無いか「電熱 毛布 羽織」で検索したところ、着る毛布がヒットしました。

最終的に、着やすさ、脱ぎやすさ、体を覆う面積の広さ、さらにお値段の手軽さから山善のmobaketシリーズの着る毛布を購入することにしました。

mobaketシリーズ

山善のmobaketシリーズは、USB電源を利用する電熱機能付きのウェアをラインアップにしたシリーズで、今回購入した着る毛布の他に、ブランケットタイプ、マフラータイプの製品があります。

加工の手間と、使っている生地の量を考えると、着る毛布が一番高そうですが、市場価格では、着る毛布はブランケットタイプよりも安くなっていました。
もしかしたら、一時的なものかもしれません。

着る毛布を使ってみる

早速、着る毛布を、作業場で使ってみることにしました。
色は赤系(ブライトチェック)とグリーン系(モダンシック)の2種類がありますが、私はグリーン系(モダンシック)を購入しました。

製品概要

製品概要は以下の通りです。

  • 電気特性 USB(5V)/1A 5W
  • コード長 14cm
  • タイマー 1時間タイマー(自動OFF)
  • 温度切替 強(約40℃)/弱(約32℃)
  • 素材   ポリエステル
  • 着丈   身丈112cm 身幅68cm

身幅は一般的な男性が着ても十分余裕があります。
女性が着た場合も肩が落ちるという事はありません。
ポリエステル生地ですが、レーヨンのようにしなやかなので、体にフィットするのだと思います。

電源接続と使用時間

商品にモバイルバッテリーは付いてきませんので、自分で準備する必要があります。
ちょうど、作業場に1300mAhのモバイルバッテリーが余っていたので、試してみることにしました。

1300mAhモバイルバッテリー

コード長が14cmとなっていましたが、モバイルバッテリーが落ちないように、モバイルバッテリー用のポケットがついているので、特に問題はありません。

モバイルバッテリー用ポケット

多少動き回っても、ポケットからモバイルバッテリーが飛び出すことが無い程度の懐の深さです。また、モバイルバッテリーの重みで、着る毛布がずり落ちるということもありませんでした。

1,300mAhの電源の場合、強設定で使用すると、2時間10分程度で完全に電池が切れました。5W(5V 1A)の場合、2時間利用するためには10,000mAh必要になるので、常に5Wの電力を消費しているわけでは無いようです。
作業場で働く時間が8時間くらいなので、5,200mAh程度のモバイルバッテリーを用意すれば、一日使えそうです。

なお、1時間たつと自動で電源がOFFになる機能が働いてしまうので、1時間ごとに電源を入れなおす必要があります。

じんわりした暖かさ

電源を入れると、電源スイッチが赤色に点滅します。
赤色の点滅は「速熱モード」というモードで、従来の設定よりヒーターを熱めにして、着る毛布を早く温めています。10分すると、強(40℃設定)に移行します。
電源ボタンを押すと、強と弱の設定変更ができます。モードに応じて、電源ボタンの色が変わります。強は白、弱は青となります。

電源LED

ヒーターは、背中の部分に仕込んであり、全体が温まる感じではないのですが、背中からじんわりと温まる感じです
また、40℃というと熱く感じるかと思いましたが、服の上から羽織っているせいもあり、特に熱くは感じませんでした。

ヒーターの位置

お手入れと不満点

羽織るものなので、当然汚れてきます。
そのため、洗う事もできます。
最近のヒーター付のベストなどは、丸洗いができるものも増えてます。
この着る毛布は、ヒーターユニットは水にぬれても大丈夫な仕様のようですが、USBの端子部分が濡れたらいけない仕様のようです。
そのため、洗濯機で丸洗いすることはできません。USB端子についている防水キャップをつけ、さらに、USB端子が水に触れないようにしながら、洗面器やオケで揉み洗いをするようになっています。そして、乾かす時はUSB端子の防水キャップを外して端子についた水滴などを乾かす必要があります。
最近のヒーター付きの製品に比べると、洗うのが少し面倒くさいです。

また、生地がポリエステル100%のため、静電気が強めで、ホコリっぽいところで着用していると、ホコリを吸い寄せてしまいます。

手足の先まで覆う事はできなかったため、追加のケアが必要と思いました。

さいごに

もともとの購入動機が、暖房費の節約だったので、1日の電気代を計算してみることにしました。

TEPCOのページに計算式があったので、5200mAhの充電にかかる金額を計算すると、
5V×5200mAh=26Wh
26Wh÷1000(KWhへ変換)×26.46円(スタンダードプランの121KWh~の価格)≒0.69円

1ヶ月(30日)使っても20.7円です。

十分に安いので、これで冬を越せるか試してみようと思います。

さいごまで読んでくださりありがとうございます。