知恵生活の種

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百均に売ってたスマホ用拡大鏡を試した

管理ができていなかった携帯キャリアの契約を整理整頓したことを以前の記事で書きました。
新たに契約した楽天モバイルに対応した端末を持っていなかったので、安く手に入る端末も購入することにしました。実質1,980円(25,000円は楽天ポイントで還元)のOPPO Reno 3Aという端末になります。元々、スマホは持たず、携帯はガラケー、大画面はタブレットと完全に使い分けていたので、やっぱりスマホの画面サイズはちょっと物足りないと思ったのですが、新しいだけに、カメラも4眼(インナーも入れたら5眼)、アプリ類も数年前よりサクサクしてて良いので、これを大画面で試せたら!と思うようになりました。
ちょうど、セリアで買い物をしていたら、2倍に拡大する拡大鏡を見つけたので、早速購入してしまいました。

OPPO Reno3Aの写真

 

スマートフォン拡大鏡

スマートフォン拡大鏡、倍率2倍と最初から用途がはっきりしているパッケージは分かりやすくて好感が持てました。

スマートフォン拡大鏡のパッケージ写真

商品の概要は、

  • スマートフォンの画面を2倍に拡大
  • 画面の角度を調整可能
  • フィルム状薄型レンズ(フレネルレンズ)
  • 使わないときは折りたたんでコンパクトに収納
  • 税抜き100円

となります。
そもそも、このサイズのシートレンズ(フレネルレンズ)は100円では手に入らないので、もし、期待に沿えなくてもほかに使えるのが良いです。

フレネルレンズとは

レンズというと、眼鏡のレンズのように表面が曲面になっているものや、虫眼鏡のように、球状になったものをイメージすると思います。
そうすると、どうしても、レンズには厚みが必要になってしまいます。
特に、スマホの画面のように、対象物が大きいと、それ以上に大きなレンズが必要になるため、曲面による厚みは小さなレンズより厚くなってしまいます。
そこで、下の図のようにレンズの曲面を細かく分割して平面上に並べたのがフレネルレンズになります。

普通のレンズとフレネルレンズ比較

フレネルレンズの有名な用途としては、灯台のように光源から広がる光を平行光に変えたり、拡大鏡として利用されています。
ただし、どうしても歪みが生じてしまうため、カメラのような精密性が求められる用途というより、読書用など、持ち歩きやすさと視野の広さが求められる用途で利用されます。

実際に設置してみた

実際の使用感を試してみるために、早速設置してみることにしました。

取り扱い方法

スマホの設置のために、まず、折りたたまれているレンズ部とスマホの設置部を立てます。

スマホ拡大鏡の設置方法説明図

レンズ部の裏には、レンズ部を支える柱の角度を調整できるようにギザギザの突起があり、柱をひっかける位置を変えることで、レンズ部の角度も変えることができます。

スマホ設置部は、縦に溝が開いていて、設置部を前後に移動させることができます。
また、横にギザギザの突起があるため、レンズ設置部と、それを支える柱の両方をひっかけることができます。レンズ設置部をひっかけることで、前後の位置を固定し、レンズ設置部を支える柱をひっかけることで、スマホの角度を調整することができます。

スマホを置いてみる

位置調整をしてから、スマホを置いてみました。

スマホ画面を拡大した写真

置いてみたときは気づきませんでしたが、写真で取ってみると、レンズの歪が結構あることが分かります。
とはいえ、動画を見る分にはあまり気にならず、良い具合に拡大されているように思いました。レンズもスマホ設置部も正面から後ろに対して支える柱があるので、前からの圧に対しては強いのですが、後ろから前に圧がかかると簡単に倒れてしまいます。
動画のように一度再生をしたら当面ほおっておける用途には向いてます。一方で、拡大鏡に設置したままスマホを操作しようとすると、手があたってレンズが前に倒れてしまったりします。

寝ながら見てみました

夜に自宅の布団で横になりながら動画を見る機会があります。
楽天モバイルの端末は、携帯電話番号を維持するために、原則毎月0円を目指して契約したので、WiFi環境のしっかりした自宅での用途が多くなると考えています。
それで、実際に横になって試してみました。

横になってみてみた写真

横になってみてみると、拡大鏡に角度がついてしまっているせいで、寝ている時の角度に合わせることができませんでした。
寝ている視点に合わせてレンズを立てようとすると、前に倒れてしまいます。スマホ設置部も同じで、スマホの角度を立てるとスマホの重さで、設置部が前に倒れてしまいます。

また、座ってみているときは、拡大された画面を見やすいところに自然と視点を移動させていたので気づきませんでしたが、横になって寝てみると、見る位置(左右)をきっちり合わせないと、画面が上手く見ることができないと気づきました。

視点がずれると画面が見えない

 

さいごに

スマホ用拡大鏡は、座って、動画のように頻繁に操作をする必要が無いという条件では、非常に便利だと思いました。

課題は、レンズ部とスマホホルダー部が前に倒れそうになる時に、倒れないようにするメカニズムが無いことですが、DIYでネジ固定式に改造することも出来そうです。
シートレンズが安く手に入ったと思えば、ちょっと手を入れてもっと面白い使い方を考えても良さそうです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。